- 2024/3/8
- セミナー
第34回応用倫理・応用哲学研究会「道徳的地位の再考ー動物倫理とその先へ」(3/22-23)
https://sites.google.com/elms.hokudai.ac.jp/animal-ethics-ws-2024/
日時 2024年3月22日(金)~3月23日(土)
●会場 北海道大学人文社会科学総合教育研究棟 W202
●形態:対面のみ
●タイムテーブル
3/22(金) 14:00-18:30
14:00-14:20 稲荷森輝一(北海道大学)「Opening remarks」
14:30-15:20 竹下昌志(北海道大学)「AIが非ヒト動物に与える有益・有害な影響の検討」
15:30-16:20 石原諒太 (京都大学)「野生動物から恩恵を受けることは援助の義務を生み出すのか?」
16:30-17:20 綿引周(東北大学)「長期主義と動物擁護」
17:30-18:30 全体討議
3/23(土) 09:30-15:00
09:30-10:20 中村涼(早稲田大学)「動物倫理におけるカント義務論の所在地」
10:30-11:20 清水颯・竹下昌志(北海道大学)「動物倫理への新たなカント的アプローチ」
11:30-13:00 休憩
13:00-13:50 高江可奈子(早稲田大学)「「道徳的地位の操作と生成倫理: 生成されるべき個体をめぐる責任」
14:00-15:00 全体討議
「動物倫理」については、その道徳的地位はどのようなものかといった問題を中心に、動物実験や肉食の非倫理性などについて、主に功利主義的な立場や動物権利論から論じられてきました。しかし動物倫理については論じられる課題の点でも、またその理論的な基盤に関する議論の点でも新たな展開を見せつつあります。例えば近年のAI技術の発達と動物倫理との関連、またカント的義務論から論じられる動物倫理の再考、さらに動物の道徳的地位の問い直しなど、新たな問題圏が生じています。この研究会ではそのような問題圏について若手哲学研究者たちが論じます。
●参加費:無料
●企画 清水颯、竹下昌志、稲荷森輝一、藏田伸雄(北海道大学)
お問いわせ:北海道大学大学院文学研究院 応用倫理・応用哲学研究教育センター
E-mail:caep@let.hokudai.ac.jp
●本研究会は「トヨタ財団 先端技術と共生する新たな人間社会」(課題番号D22-ST-0028 : 近未来社会における新たな自由意志・責任: 代表者 稲荷森輝一)の助成を受けている。